【概況】長期予報によると暖冬となった前シーズンと比較して強い寒波の影響を受けやすいものの、後半は気温が上昇しやすく、春の到来は早くなりそうです。昨年も高気温、高海水温が漁模様にも大きく影響しました。また、エネルギー価格の上昇や円安であらゆる商品価格の上昇が止まらず、この春も値上げラッシュが続きそうです。秋サケの不漁で加工品や魚卵類の価格が急騰しました。カキは高水温や赤潮などで全国的に斃死率が高く、例年より早いペースで今期収穫分の消化が続いています。さて、今月の旬魚はマップの通り豊富です。鍋物を楽しみたいですね。
■人日の節供(七種の節供)(1/7)
人日の節供の異称。五節供の最初。七草粥を食べ、家族の無病息災を祈る。
■寒中(1/5〜2/2)
「寒」または「寒中」ともいう。小寒と大寒の期間で、寒さが一年で最も厳しい頃。寒稽古や寒仕込みが行われる時期。
『こよみのページ』より
■北の海の赤い宝石の話(キチジ)
キチジとは標準名で、一般的にはキンキとして流通しています。生息海域が片寄っているため、九州や四国など西日本の方には馴染みが薄いかも知れません。関東では人気が高いのですが、値段も高いので、惣菜魚としてはなかなか手の届かない魚になってしまいました・・・